1999年にユーロが導入されて以来、多くの経済危機にEUは直面した。2001年のITバブルに始まり、2007年のアメリカのサブプライムローン問題、2009年にはリーマンショックが起こり世界の経済が揺るがされたが、EUはユーロ導入による統一金融政策により経済を安定させることができた。
リーマンショック以降、世界金融が危機に面している中で、ユーロの次なる在り方が注目されている。EUはユーロを導入して以来、顕在化してきた課題を解決していく必要がある
ユーロは導入当時、EU加盟国が発行する国債や企業の取引などのみに使われており、ユーロ紙幣やユーロコインなど現金として市民に使われるようになったのは2002年のことである。複数の国が平和的に、共通の通貨を国の通貨にするという試みはユーロが初めてであり、人類の歴史において大きな一歩と言える。