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欧州委員長の権限強化

行政機能と法案の発議権を持つ欧州委員会は、EUの政策を実際に進めていく役割を持つ機関である。欧州委員会はEUの政府のようなもので、それぞれの分野を担当する「総局」によって構成され、全体で1万5000人もの官僚が活動している。

しかし、政府の役割を担っていると言っても、従来の欧州委員会は欧州委員長に特別な権限がないなどの理由でうまく機能していなかった。そこでリスボン条約では、欧州委員長の3つの権限を明確化し、委員の罷免権を認めるなど、その立場を強化した。

委員会の管理強化

リスボン条約では欧州委員長の権限が強化されたが、欧州議会による欧州委員会への管理機能もまた強化された。欧州理事会が欧州委員長を選任する際には、欧州議会の承認が必要になった。また、欧州委員会が不祥事を起こした際に、議会は委員会の不信任決議を行うことができる。