EUの意思決定機関の1つである閣僚理事会の頂点である欧州理事会は、リスボン条約によって正式な機関となった。従来より欧州理事会は立法権こそ持たないものの、EUの最終的な意思決定の機関として機能している。
リスボン条約締結後も欧州理事会はEU加盟国の元首や首相によって構成され、正式化される以前のように加盟国が順番に議長国を務める。しかし、議長国の国家元首が就任する理事会議長は無くなり、新たに特定多数決によりEU大統領(欧州理事会常任議長)を選出することになった。
EU大統領の主な役割は欧州理事会を取り仕切り、加盟国間の意思をまとめていくことであるが、EUの代表としての面も併せ持っている。
また、EU大統領と共に設置されたEU外相は、EUが外交と対外安全保障について一つの行動を取ると定めた「共通外交安全政策」のもと、EU外交の代表としての役割を持っている。